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2018年度吹奏楽コンクール特設サイト

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課題曲5・エレウシスの祭儀

吹奏楽コンクール課題曲 打楽器ワンポイントレッスン

エレウシスの祭儀

※良い音でお聴きいただくために、動画の視聴にはヘッドフォンやイヤフォン、またはオーディオ用スピーカーの使用をおすすめします。

atsushi tomita

ワンポイント・レッスン by:

冨田篤

打楽器奏者、ブリヂストン吹奏楽団久留米音楽監督・常任指揮者、活水女子大学講師、「パーカッシブ・フォーズ」主宰

楽曲について

 繊細な響きの創造、ソリスティックなフレーズの閃き、アンサンブルの綿密な構築。作品の骨格に打楽器のさまざまな魅力が散りばめられていて、聴いても演奏しても、楽しい作品です。手順がややこしい箇所はさほどありませんが工夫は必要です。楽器の配置も含め、柔軟かつ「自然な」手順を心がけましょう。
 各パートに出てくるロール、いわゆる「持続音」は粒を均等に連ねるのではなく、音色そのもの、響きそのものを淀みなく持続させなければなりません。またアンサンブルについても、皮・木・金属とそれぞれ異なる素材の特徴をうまく捉え、音色を聴き分けながらバランスを整える感性を磨いてゆきましょう。

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Timpani

:ティンパニ

 冒頭ppのロール、音程を感じ取れるスピードで。マレット選択、【A】の直前に強いパッセージが現れますので、このffが軽くならないもの・不鮮明にならないものを選択しましょう。
 38小節目の短いソロ、腕や身体のウェイトをうまく変化させながら歌いましょう(特にラストFAFEと遠ざかる時)。playbutton
 【H】からのオスティナート、同じ動きである低音群の音色を活かすために、あまり重すぎない、硬めのマレットでモティーフの輪郭をクッキリ描きたいところです。playbutton
 最後3小節のアンサンブルを含め、曲の後半は群像の中に埋もれがちですが、是非、立ち上がりの良い音色で音楽を牽引ください。

・38小節目のソロ

thum501

映像内容

・38小節目、ティンパニのみ

・【H】からのオスティナート

thum502

映像内容

・【G】〜【H】の合奏

・【O】の参考演奏

thum503

映像内容

・【D】[30]〜[33]のタンバリンのみ

映像中使用楽器

ティンパニ

マジェスティック/シンフォニック・グランド・シリーズ

<マレット>K.M.K/KK-TMK22

スネアドラム

マジェスティック/MJ-MPS1465WA

<スティック>K.M.K/KK-CSJ

クラベス

K.M.K/KK-SCLR27SI

タンバリン

グローバー/GV-T1GS

ボンゴ

ソナー/SN-GBW7850

<スティック>ベーター/Sugar Maple CONCERT

トムトム

マジェスティック/(日本未発売品)

<スティック>ベーター/SESSION

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Percussion 1

:バスドラム, チューブラーベル, スネアドラム

 【A】より、バスドラムでcresc.を伴ったロールが現れますが、楽曲の所感でも触れた通り、ただの連打にならないよう「響き」の遠近・増減・陰陽など、音色を聴きながらスピード・ウェイトをコントロールしてゆきます。皮の張力に相応しいストロークを心がけましょう。playbutton
 【G】スネアドラムのrimは、スティックの素材にもこだわりが欲しいところです。木と金属の中間、クラベスより硬質な音色が良いかもしれません。playbutton
 【I】からのオスティナート、ロールは手数を入れ過ぎず、リズムの韻を踏むようなイメージ。何よりも固まらず、しなやかに奏したいですね。一度ロールという行為そのものを抜いて練習してみると、より鮮明なイントネーションが現れます。playbutton

・【A】のバスドラムのロール

thum504

映像内容

・【A】バスドラムのみ

・【G】クラベスとスネアドラム「rim」のコンビネーション

thum505

映像内容

・【G】:スネアドラムとクラベス

・【I】のスネアドラム

thum506

映像内容

・【I】:スネアドラム、タンバリン、シロフォンの合奏

映像中使用楽器

スネアドラム

マジェスティック/MJ-MPS1465WA

<スティック>K.M.K/KK-CSJ

バスドラム

レフィーマ/LF-BD36S

<マレット>K.M.K/KK-BMDY04

タンバリン

グローバー/GV-T2HS

クラベス

K.M.K/KK-SCLR27SI

シロフォン

K,M.K/KK-CX350DX

アンコール・マレット/EM-201RR

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Percussion 2

:サスペンド・シンバル, トライアングル, クラベス, タンバリン

 たいへん印象的な冒頭のサスペンド・シンバルの一打、続く銅鑼の音色とのコントラストをつけるために、シンバルやマレットの選択はもちろん、そのタッチにもこだわりを。遠来の灯し火か、はたまた心理的な啓示の現れか。
 【G】からのクラベスは(スネアのリム打ちに対し)音色が高すぎない方が良いと思います。木の優しく乾いた音色でこのオスティナートを紡いでください。playbutton
 【I】からのタンバリンはロールの切り返しをスムーズに、打点を広げずコンパクトに運びましょう。playbutton
 【J】のような長く・強い持続音は、親指や中指のロールではなく、ジングルを「振る」スタイルの方が良いと思います。

・クラベスの参考演奏

thum508

映像内容

・【G】のクラベスとスネアドラム

・【I】のタンバリン

thum507

映像内容

・【i】:タンバリン、スネアドラム、シロフォンの合奏

映像中使用楽器

スネアドラム

マジェスティック/MJ-MPS1465WA

<スティック>K.M.K/KK-CSJ

タンバリン

グローバー/GV-T2HS

クラベス

K.M.K/KK-SCLR27SI

シロフォン

K,M.K/KK-CX350DX

アンコール・マレット/EM-201RR

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Percussion 3

:シロフォン, ボンゴ, ウッドブロック, クラッシュ・シンバル

 12小節目、ボンゴによる附け打ち(風)モティーフは、加速する過程が大切です。一直線ではなく、曲線で速度を上げてゆきましょう。ウッドブロックに変わっても本質は同じですが、18小節目はピッコロとの対話を、28、29小節目では緊迫感をあおるようなシャープさを演じてください。playbutton
 【E】は前半部の頂点。シンバルは20インチ、華やかで圧倒的な響きを降臨させましょう。
 【I】のシロフォンはトランペットのアーティキュレーションを意識しつつ、そのスラーの切りにシロフォンでエッジを付けるような、木質ならではのスパイスを加えてください。playbutton

・ボンゴ

thum509

映像内容

・【A】[12]〜[15]:ボンゴのみ

・シロフォン

thum510

映像内容

・【I】:シロフォン、タンバリン、スネアドラムの合奏

映像中使用楽器

スネアドラム

マジェスティック/MJ-MPS1465WA

<スティック>K.M.K/KK-CSJ

タンバリン

グローバー/GV-T1HS

ボンゴ

ソナー/SN-GBW7850

<スティック>ベーター/Sugar Maple CONCERT

シロフォン

K,M.K/KK-CX350DX

アンコール・マレット/EM-201RR

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Percussion 4

:シロフォン, グロッケンシュピール

 銅鑼の弱奏はいかに低く深い音色を出せるか、腕の見せ所です。マレットの質はもちろん、身体の使い方、ストロークのスピード、打つ位置・角度などなど。挙げればキリがありません。銅鑼に限らず打楽器は打てば鳴る楽器ではなく、そのくらい多様な音が出せる楽器です。
 トムトムのセッティングは手順の考察とセットで考えるべきです。映像を参考に、無理なクロス(交差)、不要なダブルストロークがないよう、あくまで「自然な」手順で運べるスタイルを探しましょう。
 (このパートは特にそうですが)例えば【E】を見ると、銅鑼で強烈なffを鳴らした次の小節でトムトムの雷鳴、【F】で時間が止まったかと思えば間髪入れずに印象的なf、その減衰に重なりウィンドチャイムが静かに降り注ぎ、最後に銅鑼で沈黙のp。このわずか8小節、嵐のような流れを1人で演じなければなりません。このようなマルチをこなすには、各キャラクターを演じる必要があり、銅鑼のフォルテとトムトムにおけるフォルテの性質が異なることを、奏者が認識していなければなりません。割り当てられた楽器のキャラクター、求められているキャラクターを音楽の流れと共に把握しましょう。

・タムタム(銅鑼)

thum511

映像内容

・冒頭:タムタムのみ

・トムトム

thum512

映像内容

・【A】[8]〜[10], 【C】[20]:トムトムのみ

・トムトムの参考演奏

thum513

映像内容

・【G】の合奏

・【O】の合奏

映像中使用楽器

ティンパニ

マジェスティック/シンフォニック・グランド・シリーズ

<マレット>K.M.K/KK-TMK22

スネアドラム

マジェスティック/MJ-MPS1465WA

<スティック>K.M.K/KK-CSJ

クラベス

K.M.K/KK-SCLR27SI

タンバリン

グローバー/GV-T1GS

サスペンド・シンバル

小出シンバル/808-S18CSM

<マレット>アンコール・マレット/EM-TM1

ボンゴ

ソナー/SN-GBW7850

<スティック>ベーター/Sugar Maple CONCERT

タムタム(銅鑼)

K.M.K/KG-36

<マレット>K.M.K/KGM-1

トムトム

マジェスティック/(日本未発売品)

<スティック>ベーター/SESSION

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スティック聴き比べ

 
thumhkhk501

①K.M.K/KK-CSJ

②K.M.K/KK-CSBH2

③ベーター/ヒッコリー・スティック(Phat Ride)

パート:Percussion 1/スネアドラム

演奏箇所:【G】

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タンバリン聴き比べ

 
thumhk502

①グローバー/GV-SXPBR

②グローバー/GV-T2HTC

③グローバー/GV-T2HS

パート:Percussion 2/タンバリン

演奏箇所:【K】

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ウッドブロック聴き比べ

 
thumhk503

①ロン・ヴォーン/RVN-W1.5 & RVN-W3

②ロン・ヴォーン/RVN-AB2.5 & RVN-AB4

③グローバー/GV-W7 & GV-W9

③ティンバーDC/TD-4M & TD-4L

パート:Percussion 3/ウッドブロック

演奏箇所:【C】[18]〜[19]